エル グレコの「悔悛のマグダラのマリア」です。
下書きを普通紙にコピーして、プリズマカラー・カリスマカラーで塗りました。
「マグダラのマリア」については、ダビンチコードで知った程度の知識しかないのですが、
絵画では、「ドクロ」や「香油壺」と一緒に描かれる場合が多いそうです。
グレコは「ギリシャ人」の意味だそうです。
エル グレコは、ギリシャからイタリアを経由して、スペインに渡り、
現在では、スペイン絵画の巨匠と呼ばれています。
その絵画の特徴は、小さな頭とひょろ長い胴体です。
「マニエリスム」と言われる絵画のジャンルの一人と言われています。
「マニエリスム」とは、評論家の解説を読んでも何だかよく分かりませんが、
「マニエラ」とは、様式というような意味で、絵画の様式に従って、忠実に描くことのようです。
その様式とは、「ミケランジェロの絵」のような様式のことで、その様式を極端に表した絵画をいうのでしょうか。
「極端に小さい頭」、「極端にひょろ長い胴体」、「極端にねじった姿勢」、「極端な色彩」などなど。
グレコの絵は、本当に独特です。
ミケランジェロの絵は、劇画的ですが、グレコの絵も同様に、劇画的です。
(私は、グレコの絵を見ると、北斗の拳を連想してしまいます。)
しかしながら、グレコはミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の絵を批判しました。
「ミケランジェロは、絵の描き方を知らない。
私なら、もっと立派に、裸体をさらけ出さずに描いたであろう。」
と言ったそうです。
中々強気な人でした。
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