描いてみたい絵画の塗り絵1

ラファエロの「小椅子の聖母」です。

色鉛筆は、プリズマカラー(別名カリスマカラー)

紙は、世界堂で購入したKMKケント紙#15

A4の普通紙(高品質マルチ用紙(500枚で500円程度))に描いた下書きをスキャナでデーター化して、ケント紙にプリントして、これに色鉛筆で塗って行きます。

尚、ケント紙の裏面を使用しています。

(表面だと、ざらついたような着色面になるため。)


ルネサンス3大巨匠の一人ラファエロの作品

神秘のレオナルド・ダ・ビンチ、

迫力のミケランジェロに対し、

均整の取れた美しい絵と言えばラファレロです。


この絵も、人物の表情、三角形の構図など、美しい絵のお手本のような作品です。

また、色彩については、

聖母は、「赤い衣服に青のマント」で表現するのが原則のところ、この絵では、

緑色の衣服が描かれています。

尚、子供の黄の衣服の下に、下半身を覆う青の衣服も描かれており、

聖母の特徴的な色である「赤色と青色」という原則は守られています。

子供の衣服の黄色、だいだい色に接して、補色の青色が配置され、

赤色に接して、補色関係の緑色が配置されています。

(補色関係にある色は、お互いを引き立たせます。)

画面中央付近の暖色系の赤と黄は前に浮かび上がって見え、

画面外側の寒色系の緑と青は後方に沈んで見えます。

左下には、先端に球を配置した棒のような小物が描かれていますが、

この物体のおかげて安定感が増しているようにも思えます。

ただ、あくまでも絵の主人公は母と子ですから、小物は目立たない

ような色で描かれています。


第1工程

941(ライトアンバー)で、肌の暗い部分と髪と、腕の飾りを塗りました。

工程2

第2工程

927(ライトピーチ)で、肌全体を塗りました。

947(ダークアンバー)で、髪の濃い部分、手前の小物の濃い部分を描きました。

工程3

993(ホットピンク)で、頬を塗り、

122(パーマネントレッド)で、唇と衣服の赤いパターンを描き、

1065(グレー)で、衣服の灰色のパターンを描きました。

120(サップグリーン)で、衣服全体を塗り、

908(ダークグリーン)で、衣服の濃い部分を塗りました。

工程4

先の118(オレンジ)で、子供の服の暗い部分を描き、

1003(スパニッシュオレンジ)で、服全体と腕の飾りを塗り、

942(イエローオーカー)で、衣服の赤いパターンの周りを塗り、

左下の衣服の細かいパターンを描き、

更に、手前の小物の金属の部分全体も塗りました。

また、先の941(ライトアンバー)と、

118(オレンジ)で、ターバンの模様のラインを描き、

997(ベージュ)で、ターバンの濃い部分を、薄く塗りました。

工程5

995(マルベリー)で、左下の衣服の紫の部分と、小物の紫の部分全体を塗りました。

1078(ブラックチェリー)で、衣服と小物の紫の濃い部分を描きました。

また、先の122(パーマネントレッド)で、衣服と小物の紫の部分を重ねて塗りました。

133(コバルトブルー)で右下の衣服の濃い部分を描き、

1024(ブルースレート)で、この右下の衣服全体を塗りました。

また、この1024で、上の衣服の灰色のパターンの周りを塗りました。

また、118(オレンジ)で、上の衣服の灰色のパターンの端のラインを描きました。

更に、927(ライトピーチ)で、衣服の赤い腕の部分を塗りました。

この、「赤」の上に「ライトピーチ(肌色相当)」を塗るというのは、動画にない部分ですが、

質感の表現として、かなり効果的でした。


以上で完成です。


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